青くきらめく空を見る。
この空の下のどこかにバオバブの木があるなんて信じられないなあ、と考える。

児童相談所に電話をする
このところ。ASDに由来するMomoのパニック発作が悪化して、心身ともにくたくたになっている。パニック中Momoはもちろん辛いだろうし、わしはわしで言葉の通じなくなったMomoにどう接すればいのわからず辛い。Momoが落ち着くまで布団に潜り震えて過ごす日もあった。
この数週間。Momoは泣きすぎて鼻血を出し、わしは何回かの過呼吸を起こした。人手の足りなさや、いざという時の頼り先がないことに絶望し、これはもう限界かもしれないと思ったり、いや、なんとかやっていかねばと決意したり。ジェットコースターのように乱高下するモチベーションに自分でも追いつけなくなり、ついに児童相談所に電話をかけた。
ASDのパニックがどうにもならない時、お互いの距離を置くための一時預かりなどがあるのか、または私たちのような状況下で利用できるものなのかということを聞くためだ。実際に利用するかと言われたらきっとしないのだろうと思うけれど、セーフティネットの存在(があるならば)知るだけでずいぶん余裕が生まれるんじゃないかと思ったから。
ASDのパニック反応には色々な種類がある。自傷・他害行為の出るような激しいものもあれば、Momoのように耳を塞いで泣き喚くタイプもある。Momoの父親はフリーズ型で、目の焦点が合わなくなり意識が朦朧とした状態になるタイプだった。
自傷(壁に頭をぶつけるなど)や他害(物を投げるなど)が出るタイプのASD児の動画を見ていると、Momoのパニックなんて比べ物にならないくらい大変なのだと思う。でもね、「大変」の尺度って他と比べる必要はなくて、主観的であっていいんじゃないかと思う。
今までの人生。私は「自分なんかより、もっと大変な人もいるんだから」とあらゆることを飲み込んで生きてきた。あらゆることを飲み込んで、自分の首を自分で絞めて、辛い辛いと嘆いてきた。「自分は自分の尺度で生きていい」と教わるまで、そんなことが許されるなんて考えたこともなかった。
Momoのパニックが起きると、元夫のことを思い出す。元夫が隠れてAVに出たこと、それを知った瞬間のこと、その後の長い長い裁判のこと。失ったお金のこと。そんな事情もあって、パニックは私にとっていろんなことを思い出すきっかけでもある。私よりもっと辛い思いをしている人も、大変な思いをしている人もたくさんいるけれど。自分自身の「辛い」という気持ち。自分で肯定してあげなくちゃなあと思う。
電話の後、児童相談所で一度、面談を設けてくれることになった。どんなところなんだろう、大学院のテキストで勉強したことはあるけれど、実際に見たことのない児童相談所。
Momoも私も幸せに仲良く暮らせるように、いいアドバイスがもらえるだろうか。セイフティネットはあるんだろうか。どんな面談だったか、ここにも報告しますね。
2023年3月10日(金)追記
受けてきた面談について書きました↓
コメント
Rainyさん
こんばんは。
体調はどうでしょうか?
お二人共お辛いですね。
そんな中、児童相談所へ電話をかけることができて、
Rainyさんは偉いな、と素直に感心しております✨
しっかり相談できて一つずつ解決に繋がりますように、RainyさんもMomoちゃんも
心身共ゆっくり過ごせるよう、
想っております。
ハギさん
ありがとうございます。。。
自分で児相に電話してるようじゃ「親失格」どころの騒ぎではないと思うのですが笑、早めにヘルプを出すことが結果的に功を奏すのでは、と思い図々しくも動いております。
ハギさんのコメントにもいつも励まされてます。頑張ります!
Rainy