心にぽっかり空いた穴

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心にぽっかり空いた穴

こんにちは。シングルマザーのRainyです。
ブログお休みします、と書いたばかりですが、PCに触る時間がとれたので。

このところすっかり春っぽくなってきて、気持ちが少し、明るくなるような陽気ですね。

この時期(少し前かな?)に咲く「ミモザ」。大好きな花のひとつです。通勤途中に、ミモザを地植えしているお宅の前を通るので、いつ満開になるかなあと毎日楽しみにしています。

私の住む地域はまだまだ気温が低い日も多いので、まだぽつぽつとしか花をつけていないようです。
満開になると、本当にとってもきれいなんですよね。

と。

ふと、東京にいたころのことを思い出す。

春になるとMomoをつれて必ず行っていた善福寺川緑地の桜並木。

そこまでの道のりに、マンションのベランダであふれんばかりのミモザを育てている家があったことを思い出す。落ちた花の掃除が大変そう、という余計な心配はさておき、とにかく本当にきれいできれいで、毎年毎年見とれていた。

あの住人は、まだあそこの部屋に住んでいるんだろうか。ミモザを育てるのを、やめたりしていないかなあ、と考える。

そんな感じで昔のことに思いをはせていると、ふと、あることを思い出した。

おそらく英語にあまり親しみのない人も知っているだろうフレーズ、

“I miss you.”

親しかった相手としばらく会えなくなるようなとき。ネイティブはほぼ100%、未来形でこの表現を使う。”I’ll miss you.”という感じかな。

“I’ll miss you.”を日本語で表現するとしたら。

「寂しくなるよ」という形で訳されることが多いと思う。けれど、個人的には、それだと微妙にニュアンスが違ってしまうんじゃないかなあ、と思う。

考えれば考えるほど、”I’ll miss you.”が持つ、深みのある思いや色合いを日本語にするのって、すごくすごく、難しい。

以前、日本語が上手なオーストラリア人とこのことを話したことがある。

彼には、「寂しい」じゃなくて「恋しい」と訳せばより近いんじゃない?と提案された。

確かに。

「寂しくなるよ」という表現よりは「恋しいなあ」のほうが近いかも。

でも。

「恋しい」だとさ、一気に、恋人同士でしか使えない感じが出てしまうんだよね。

なんだろう、”I miss you.”は。

心の中に、会えなくなってしまう相手の形をした穴が空いていてしまって、代わりの何をつかってもその穴は「完璧に」はふさがらない。あなたじゃなきゃ、だめなんだよ。

そんな、「寂しさ」「恋しさ」「愛おしさ」。

一言では言い表せない、深みのあるニュアンスを含んだ言葉なんじゃないかなあ、と思う。もちろん、友達に対してでも、恋人に対してでも使えるような。

I have a hole in my heart that shapes just like you, which can only be filled with you.
(心の中に、君じゃないと埋められない「あなた型」の穴が空いてしまってるよ)

個人的には。

“I miss you.”って、そんな感じの表現なのかな、と思う。

例えば、ペットの例えを出したら分かりやすいかな。飼っていた猫がなくなってしまって、こころにぽっかり穴がいたような気持ちになる。寂しさを乗り越えて、やっぱり猫は可愛いから。もう一度飼いたいなと思う。

それで新しくやってきた、新しい家族。

本当にかわいい。本当に愛しい。でも。

「あの子」ではないんだよなあ。

そんな感じ。

なんでこんな話を書いたかと言うと。

春ってワクワクする季節でもあるけれど、別れの季節でもあるでしょう。

私が唯一心を許せていた同僚が、別の部署に異動になってしまったのです。

建物も、仕事の中身も違うから。

きっと仕事でかかわることはなくなっちゃうんだろうなあ。

そんなことを考えていたら。

ティッシュ1箱がまるごとなくなるくらい、ワーワーと泣いてしまいました。

昔からそうなんだけど。

卒業式とか、離任式とか、本当に苦手なの。

わーん。これを書いている今も、ちょろろっと涙が出てきました。

その同僚ね。

私に「がんばってるね」って言ってくれたたった一人の友達だったんだ。「がんばってね」とか「たいへんだね」とかじゃなくて。

春。

出会いと別れの季節。

友達じゃなくなるわけじゃないんだから。こんなに泣かなくたっていいはずなのに。

そう思って、言い聞かせて。乗り越えようと思います。

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