ついに父親の記憶が消える

シングルマザーのRainyです。

本日のまかない飯

本日のまかない飯。

ついに父親の記憶が消える

夕飯を食べながら、東京に住んでいた頃の話をする。

と、Momoが当時住んでいたマンションのことを全然覚えていないと言い出した。

間取りも、家具も、キッチンや部屋の配置も。何一つ記憶にないらしい。

東京にいたのはMomoが3歳になる少し前までのこと。

そっかあ、東京の頃のこと、Momoの記憶から消えちゃったんだあ。

悲しいような、安心するような。不思議な気持ちになる。

自分が小さい頃のことを考えても、一番古い記憶と言えば4歳とか5歳のものだ。

2歳の頃のことなんて、忘れちゃうよなあと思う。

ふと、もう１年以上会っていない父親のことはどうなんだろう？と思い聞いてみる。

「Momoさ、お父さんのことは覚えてるの？」

すると

「なんか、メガネをかけてる人だったのだけ覚えてる」

と言うので驚く。

たった一年だけど、子供の成長速度ってものすごいから。

溢れてしまった情報は、どんどん上書きされて、消えていくんだろうな。

Momoの記憶から消えること。

恥ずかしくないのかな、悲しくないのかな。

Momoにとってはその方がいいのかもしれないな、と思ったりする。