いつか戻りたいと思う場所
私の友人に、一家でチリからオーストラリアに移住した子がいる。それこそ、住むところも仕事も決めずに子供も連れて。日本人の感覚からすると、住むところさえ決まっていない状態で、子連れで、仕事のあてもなくて。その状況でほかの国ポンっと移住する、というのはすごくびっくりな行動だと思う。
もちろん私もびっくりしたし、本人にもそう言った。すると、彼女があるものを見せてくれた。一冊のノートだった。
”Dream Book”と名付けられたそのノートには、スペイン語で、彼女の夢が箇条書きしてあった。(スペイン語わかんないから読めなかったけど、彼女がそう説明してくれた)
「したいこと、やりたいことをみつけたら、どんなに小さなことでもすぐこのノートに書くの。そうしたら、書いたこと全部、本当になるんだ。今までに書いたこと、全部実現してるの。オーストラリアに移住したきたこともそう。Rainyもこのノート、始めたほうがいいよ。」
彼女はそんな風に言ったのだった。
日本にも似たような文化、あるよね。たしか「引き寄せノート」という名前で呼ばれてるかな。書かれる内容は移住とかではないと思うけどw
自分の心の中を文字にして書き起こすことで実現への意識が高まり、行動につながる、とか、心理的にはそんな仕組みなのかなと思う。
彼女は思い立ったら本当にいつでもどこでもそのノートに書きこんでいた。バスを待っているとき。一緒にバーにいるとき。雨が降っていてもお構いなしで、ガシガシとノートに何かを書きつけていた。
私は、ほとんど外国に行ったことがない。あるのはオーストラリア(2回)とグアム。しかも、オーストラリア2回のうち1回は2泊5日の修学旅行だw
数年前オーストラリアに行った時。それはそれはきれいな海を何度も見た。
これはクイーンズランド州にある離島で撮ってきた写真。きれいでしょう。
信じられないほど大きな鳥(野生のペリカン)もいた。
いつか、生きるのが本当につらくなったら。
ぜーんぶ捨てて、何も考えないで、Momoと二人でここにこよう。
そんな風に思っていた。
私はやっぱり日本人だから。
仕事を決めずに移住する、なんていう大胆なことをする勇気はないけれど。
もし働くあてを見つけることができたなら。
Momoを連れて、数年間行ってみるのもいいのかもな、と思っている。
私が恋に落ちた、この美しい国を、Momoにも見せてあげたい。
今年一年間就活の年になると思うけれど。そんなことも視野に入れて、考えています。
いつか戻りたいと思う場所。そんな場所がこの世に存在することは、すご幸せなことだと思いながら。
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