2020年9月12日(土)の晩ごはん「コロッケ」と9月のカブトムシ

こんにちは。シングルマザーのRainyです。
2020年9月12日(土)の晩ごはんを紹介したいと思います。

今週は、こちらの食材でやりくりしています↓

2020年9月12日(土)の晩ごはん「コロッケ」

・コロッケ(冷凍揚げただけ)
・キャベツ、水菜
・麻婆茄子
・卵焼き
・みそ汁(玉ねぎ、わかめ、ネギ)

9月のカブトムシ

この記事を書いている9月13日(日)現在、幼虫から育てた我が家のカブトムシがまだ元気に生きている。

Momoにより「カブちゃん」と名付けられた、そのオスのカブトムシがやってきたのは6月のこと。公園へ向かう車の中で、Momoが言った一言がきっかけだった。

「さいとう(歯科)」、「こだま(皮膚科)」、「すこやかホーム」。字が読めるようになったばかりのMomoは、車窓から見える看板を読み上げては嬉しそうにしていた。車が通過する一瞬のうちに文字を読み取るんだからすごいなあ、と感心していると、突然、Momoが大きな声でこう言った。

「おかあさん、今『カブトムシ、100えん』って書いてあった!

Momoよ。ついに気づいてしまったんだね、と思う。あそこに、カブトムシの無人販売があることに。

実は少し前から、私はその存在に気づいていたのだ。

カブトムシの飼育なんてもう20年以上やっていないけれど、かわいいMomoが言うのならばやってやろうじゃないの、と車をUターンさせる。帰りがけに図書館によって「カブトムシがわかる本」なるものを借り、ダイソーで一通りの飼育用品をそろえて帰宅。こうして迎えた幼虫がカブトムシになったのは、8月1週目のことだった。

たまたまちょうど見えるところに蛹室を作ってくれたおかげで、Momoと私は「カブトムシがカブトムシになるまでの様子」をじっくり観察することができた。それもあって、成虫になって地上に出てきたときの感動はひとしおだった。

それから早1か月。

幼虫のころから数えると、実に4か月を一緒に過ごしていることになる。毎日世話をしているうち「カブちゃん」はすっかり家族の一員となり、なくてはならない存在になってしまった。

そんなある日。ふと、「カブトムシがわかる本」に書いてあったある言葉を思い出す。

「多くのカブトムシは寿命が1~3ヶ月程度である。成虫が越冬することはなく、9月の中旬には死滅してしまう。」

成虫が越冬することはなく、9月の中旬には死滅してしまう…。

ということは、カブちゃんも。

いつかくる別れを思って涙がこぼれる。

梨が出回り始めたら、カブちゃんに食べさせてあげようと思っていた。梨、好きだと思うから。それまで頑張って生きるんだよ、と声をかける。その甲斐あってか(?)、先日、無事カブちゃんに梨を食べさせることができた。

おいしそうに食べるカブちゃんを見て、思わず涙がわーっとあふれる。梨、間に合ってよかった、食べてもらえてよかった。

今日もカブちゃんは、元気に一日を過ごすことができた。でも、暑かった8月と比べると、体の動きが格段に鈍くなっているのがわかる。きっと、もう少しの命なんだと思う。

この夏、仕事や離婚関係のことでつらい日もあった。でも、カブちゃんが、自分の力でカブちゃんになるところを見て、なんだかすごく元気をもらえたのだ。大事な家族なのにもうすぐお別れだなんて。

カブちゃんよ、できるだけ、長生きしておくれ。また梨をかってくるからね、と思う。

コメント