お母さん怒ってないから！！！！

こんにちは。怒らないシングルマザー、Rainyです。
2021年5月20日(木)の晩ごはんです。

2021年5月20日(木)「唐揚げ」

・唐揚げ
・レタス、トマト
・ぶり大根
・大根の皮のポン酢漬け
・みそ汁（小松菜、大根葉、お揚げ）

昨日のぶり大根が残っていたので、唐揚けだけ作って簡単に済ませました。21日(金)は保育園の集まりで実家にお世話になる予定なので、今週平日の晩ごはんはこれが最後かな。今週も頑張りました、パチパチ（自画自賛）。

ここ数日、雨続きの毎日ですね～。季節の変わり目だからなのか、しばらくしていなかったお漏らしが続いているMomo。保育園でその話をすると、よくあることなんだそう。

毎日シーツの洗濯に追われているのは私だけじゃないと知ってなんだか安心する。

Momoはというと、久しぶりにお気に入りの傘をさして歩けるというので、ルンルンだ。ほんの数メートルしか歩かないようなときでもわざわざ傘をさす。傘を開くのに手間取ってる間に濡れるのだが、本人はそんなのなんのその。とっても満足そうだ。

「お母さん、傘をさしてるとさ、雨のポツポツっていう音がよーく聞こえるでしょう。Momo、この音が大好きなんだ！ほら、お母さんも聞いてみて！」

時間のない朝だけど。ほんの一瞬立ち止まって、ふたりで雨音に耳を傾ける。雨音を聞くなんて、一体何年ぶりだろう、と思う。うん、本当に。いい音だね。

Momoはいつもこうして、ふたりの暮らしに、忘れかけていた彩りを添えてくれる。

Momoがいなかったら気づかずに通り過ぎてしまっていただろう小さな景色。音。匂い。

ありがとう、ありがとう、と思う。いろんな幸せを、運んできてくれて。

Momoは、自分の意見を大声で主張することがあまり得意でない。というかたぶん、私がいつもバタバタ急いでいるせいで、顔色を窺わせてしまっているのだと思う。

言いたいことがあるとき、特にその内容が「後ろめたい」ものであればあるほど、蚊の鳴くような小さい声で、つぶやくように伝えてくるのだ。最大の声量で、全身を使って自己主張していた幼いころの自分とは大違いだ。と思う。（スーパーの床でひっくり返ってた）

例えば、「おかわりしたご飯をやっぱり残したくなった」とき。

「ん～（もじもじ）ぅ～ん、ちょっと、だけ、おなかが（ごにょごにょごにょ）どうしようかなあ」

言いたいことは分かる。お腹がいっぱいになっちゃったんだね。でも、自分で「おかわりする！」と言った手前、残すって言ったら怒られる、と思ってるんだろう。

Momoの父親には自閉症スペクトラムの診断がおりている。なので、Momoには「ヘルプを出す」経験を積めるよう、意図的に接している。困ったときには、口に出して助けを求めて良いんだよ、ということを実際に経験して、身に着けてもらうためだ。大人になって社会に出たとき、Momo自身が困らなくて済むように。

上に書いたご飯のやり取りでは「お腹がいっぱいなのね。残してもいいよ」と、私が意図を汲んであげるのが一番早いんだと思う。でもそれでは、Momoの出したヘルプを拾えるのは私＝お母さんだけになってしまう。

だから、少し意地悪だけれど、「Momoが、今どういう気持ちなのか、大きな声で言ってごらん。」と言う。

「そうしないとみんな、Momoがどんなことで困っていて、どうしてほしいと思っているのか分からないよ。」

このやり取りを始めたばかりのころは、どうしても「自分の気持ち」が言えず、フリーズしてしまことも多かった。でも、数ヶ月根気よく続けていたところ、小さな声で最後まで、「どういう気持ちでどうしたいのか」を言えるようになってきた。例えばこんな具合だ。

「やっぱりお腹がいっぱいになっちゃったからご飯残したい…」（小声ではあるがｗ）

ちゃんと自分の気持ちが言えたら大げさなぐらい褒める。

「Momo、自分の思っていること、ちゃんと声に出して言えたね！とっても難しいことなのにできたね！」

「お母さん、Momoがおなかいっぱいなの分かったから、今日はこれ、残そうか」

こんな具合に。

気になるのはやはり声が小さいこと。助けを求める、相談するというのが怖いのだろうか。

いけないことだとか、怒られるかもとか、思っているんだろうか。そんなことで怒ったことなんて、ないんだけどなあ。と思う。

「Momo、お母さんそんなことで怒らないから！！！怒ってないからね！！！だから、次から大きい声で言ってごらん！！」

毎回こう伝えるのだが、声はなかなか大きくならない。

と、考えていて、あることに気が付いた。

Momoはたぶん、

「お母さん怒ってないから！！！怒ったりしないから！！！」

↑これが怖いのだｗｗｗｗ

だって。

「怒ってないから！！！！」自体がめっちゃ怒ってるやんｗｗｗｗｗ

Momoが怯えていたのはこれだったのか。唖然とする。

次からは、大声で「怒ってない」ということを言い立てるのをやめなければ、と反省する。