人としての残念度がだだ上がりしている

こんにちは。シングルマザーのRainyです。
遅くなりましたが、2021年5月1日(土)の晩ごはんです。

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2021年5月1日(土)「焼鳥」

・焼鳥
茹で鶏の梅サラダ(鶏ささみ、きゅうり、わかめ、ねぎ)
・鮭の混ぜごはん(鮭、大葉、ミョウガ、ごま)

鮭の混ぜご飯は、焼いてほぐした鮭にしょうゆ、酒で味をつけ、細かく刻んだ大葉、ミョウガといっしょに温かいご飯に混ぜるだけ。久しぶりに作ったけどおいしくできた!

人としての残念度がだだ上がりしている

会社での昼休み。

同僚が「今年は、本を読む一年にしようと思って。」と言う。

私は、本を読むのが好きだ。一番好きな作家は「川上弘美」。彼女の操るふわふわとした、それでいてストレートな、まじりっけのない表現たち。「あえて書かない」ことを使った時間の流れのあらわし方。何度読んでも、素敵だなあとドギマギしてしまう、きれいな作品ばかりだ。

歌人の「穂村弘」さんのエッセイも大好きだ。彼の「言葉のセンス」は本当にすごい。誰にでも起きているようななんでもない日常を面白おかしく切り取って、端的に表現する天才だと思う。歌人だからだろうか、限られた字数の中でより多くのことを表現する能力に長けているんだろうなあ。

あとは推理小説全般。これは作者に限らずなんでも読む。

一番本を読んでいたのはやはり、中学~大学までの学生時代だ。当時はまだ、作品や作家に関する先入観とか「これ読んでたらかっこいいっしょ」みたいなかっこつけ症候群(笑)も発症していなかったので、あらゆる作品を横断的に読んでは「自分の好き」を模索していた。

中学生のころ「図書委員長」をやったことがあった。ちょうどその年。「今年度、『図書の充実』に予算がついたのよ」と言って、先生が本の買出しに連れて行ってくれたことがあった。「ただし、他の生徒には内緒にすること」と言われ、先生の車に乗り込む。なんだか先生公認で悪いことをしているみたいで、ものすごくワクワクしたのを覚えている。

ついた予算は10万円。そのうち5万円分の本を、私と図書委員のSちゃんで自由に選んでこのカゴにお入れなさい、と言われ、私もSちゃんもびっくり仰天だった。「さあ行っておいで」と、地元で一番大きな書店に放牧された私たちは「読みたい本を自由に買える」という夢のような時間を過ごした。

中学生にとって(今の私にとってもだけどw)5万円なんて途方もない大金だ。いったい何冊の本が買えるのかしら、と言い合いながら、Sちゃんと一緒に本を選んだ。当時「星新一」にはまっていた私は「星新一全編収録完全版セット」的なものまでカゴに入れたのを覚えている。完全なる超個人的な買い物である。

そんなわけで、図書室の一角が自分の読みたい本でいっぱいになった私は、よりいっそう本にのめりこむようになった。登下校の時も歩きながら本を読んでいたので「生徒指導」の先生に呼びだしを受け、ヘミングウェイの「老人と海」を没収された。けっこう渋い。

でも。

よく考えると、最近本、全然読んでないなあと思う。

シングルマザーになってからは特に「時間がない」とか理由をつけて全然読まなくなってしまった。

確かに、自由に使える時間は少ないけれど、「全くない」わけじゃない。大人になって「自由時間にすること」のレパートリーが増えた結果、自分の中での「読書」の優先順位が下がってしまったのだ。さらに言うと「読書」より上位にランクインしているのが「缶ビール」や「ネットサーフィン」なのを考えると、人としての残念度がだだ上がりしていてへこむ。

でも。

もしかしたら同僚も同じようなことを考えて、「本を読む年」の目標を立てたのかもしれない、と思い直す。

きっとそうだ。ちょっと前、「最近韓国ドラマばっか見てるから偏差値下がったわ」とか言ってたし。と思う。

よし、私も「本を読む一年にするぞ!」と意気込む。同僚の猿真似である。

Momoが寝たら、缶ビールを飲みながら本を読もう。

「生徒指導」の先生に「ビールを飲みながら本を読むなんて!」と怒られて、本を没収されるだろうか。

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