「教育訓練給付制度」と「ひとり親自立支援教育訓練給付金」の給付申請手続き

こんにちは。シングルマザーのRainyです。

放送大学大学院の修士選科生になるにあたり利用した「教育訓練給付制度」「ひとり親自立支援教育訓練給付金」。給付の申請に行ってきたので、手続きについてまとめておきたいと思います。

「教育訓練給付制度」「ひとり親自立支援教育訓練給付金」とは何ぞや?という方は、こちらの記事を参照ください↓

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「教育訓練給付制度」と「ひとり親自立支援教育訓練給付金」の給付申請

「教育訓練給付制度」及び「ひとり親自立支援教育訓練給付金」は、講座の修了後に給付申請をすることで費用が返還されるという制度です。そのため、受講料は一度自費で支払い、修了後に給付申請を行う必要があります。ここでは、給付申請の流れについて説明します。

まず、講座の受講が完了すると、訓練機関(学校など)から以下のものが送付されてきます。

  • 教育訓練修了証明書
  • 領収書
  • 教育訓練給付金支給申請書

これらの書類を持って給付申請に行きます。「教育訓練給付制度」は雇用保険の窓口(ハローワーク)、「ひとり親自立支援教育訓練給付金」は各自治体の子育て支援窓口で申請をします。

二つの制度を併用している場合、必ず「教育訓練給付制度」→「ひとり親自立支援教育訓練給付金」の順に申請してください。「ひとり親自立支援教育訓練給付金」の申請には、雇用保険の窓口で受け取る資料が必要です。

それぞれの給付金の申請手続きについて記載しておきます。

「教育訓練給付制度」

申請窓口
雇用保険の給付金窓口

持参するもの

  • 教育訓練修了証明書(原本)
  • 領収書
  • 教育訓練給付金支給申請書(必要事項を記入したもの)
  • 振込口座の通帳
  • マイナンバーカード

訓練機関から届いたもの一式と通帳、マイナンバーが確認できるものを持っていけば大丈夫です。申請書の書き方がわからなければ、窓口で教えてもらえます。手続きは混み具合にもよりますが30分程度かかります。

手続き後「教育訓練給付金支給決定通知書」というものがもらえます。ここに、具体的な支給額が記載されています。給付金は一週間程度で、指定した口座に振り込まれます。(追記:私の場合は2日後に振り込まれました。はやい!)

「ひとり親自立支援教育訓練給付金」の申請には、この「教育訓練給付金支給決定通知書」が必要となります。

「ひとり親自立支援教育訓練給付金」

<申請窓口>
自治体の子育て支援窓口

<持参するもの>

  • 教育訓練給付金支給決定通知書(雇用保険からもらったもの)
  • 領収書
  • 振込先口座の通帳

申請書は窓口で渡されます。指示に従って記入し、上記の書類を提出すればOKです。手続は15分程度で、給付金は約三週間で振り込まれます

給付制度を利用した感想など

私の場合、両制度を利用して放送大学大学院修士課程の科目を受講しました。かかった費用は受講料・入学金合わせて260,000円。これを全額、給付金で支給してもらいました。

雇用保険の給付金については多くの人が知っていると思いますが、「ひとり親自立支援教育訓練給付金」の方はあまり知られていないよう。私の住む自治体でも、後者を利用したのは1年間でたった5名だったそうです。窓口の方によると、それでも以前よりは増えたのだということでした。

介護系の講座を受ける方がほとんどということなので、介護業界に転職を考えているひとり親の方はぜひ利用してみるといいのではと思います。

制度についてのまとめにも書きましたが、「ひとり親自立支援教育訓練給付金」を受給するためには「受給資格確認」や「面談」など複数の手順を踏む必要があります。一か月に一回かかってくる進捗確認の電話に対応する必要もあります。なかなか大変ですが、運営する自治体側はもっと大変なのではと思います。個人に対して大きな金額が動く制度なので、色々と慎重にならなくてはなのでしょうね。

個人的には、給付金受給=制度利用のゴールではない、と思っています。受講した教育訓練を就職に結びつけ、社会に貢献したり、子供を立派に育て上げることがゴールなんじゃないかなと思います。多くの人の税金で運営される制度を利用させていただいたのだから、必ず人の役に立たなくちゃなと思っています。

ひとり親にならなかったら利用することのなかった、というより利用できなかった制度。文字通り「第二の人生のスタート」をきらせてくれたこの制度に感謝を忘れず、これからの研究活動を一生懸命頑張りたいと思います。

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