2020年11月5日(木)「豚丼」と、子供に目を向けること

こんにちは。11月5日(木)の晩ごはんを紹介したいと思います。

今週の食材はこちらです↓

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2020年11月5日(木)「豚丼」

・豚丼(豚肉、玉ねぎ、ねぎ)
・ほうれん草のお浸し
・かぼちゃサラダ(かぼちゃ、マヨネーズ)
・みそ汁(白菜、お揚げ)

 使っているのは豚肉なのに、この味付けのこの料理を「牛丼」と呼んでしまうのは私だけだろうか。

子供に目を向けること

 もうずいぶん昔だけれど、満島ひかりが出演しているWomanというドラマにはまったことがある。確か7年前ぐらい?

 旦那さんと死別したシングルマザーが二人の子供を必死に育てていく様子を描いたドラマで、貧困に苦しむ母の姿や子供の屈託のなさに、毎回涙なしでは見られなかった覚えがある。当時独身だった私は「シングルマザーって、こんなに大変なんだ」という傍観者的ポジショニングで鑑賞していた。数年後、まさか自分もシングルマザーになるなんて思いせずに。

 ドラマの中で、特に印象に残っているシーンがいくつかある。そのうちひとつは、長女の描いた家族団らんの絵をお母さんが眺めるシーンだ。絵には、お絵かきをして遊ぶ長女と赤ちゃん、そして後ろ向きに立っている・・・・・・・・・・お母さんが描かれていた。それを見たお母さん。「そっか、お母さん、いつもおうちのことしながらお話聞いてるから。だから背中向けてるんだね、ごめんね、ごめんね」と言う。

 これは。そのまんま、私じゃないか。と思う。いつも家のことをやりながらMomoの遊びをちょこちょこ眺め、「ここに○○描いて」とか「ここ持ってて」とかのリクエストがくると、お母さんの手いま泡ぶくぶくだから~とか言ってあしらってしまうことも多い。きっとすごく、寂しい思いをさせてしまっていたろうなあと思う。

 仕事をして、帰ってきて、ご飯を作って、洗濯をして、決まったお金でやりくりをして。シングルマザーとして家庭を切り盛りしていくこと自体は、想像していたより難しくはない。たぶん、旦那さんのいる家庭のほうが大変なことってたくさんあるんじゃないかな。洗濯物の量も多くなるだろうし、自分以外の大人が一人いるだけで、料理に関するプレッシャーって全然違うだろうし。人付き合いも増えるしね。

 でも。目の前の暮らしを切り盛りしていくだけが、私の役目ではないのだ。部屋が少しぐらい荒れていたって、お惣菜を買ってきて出したっていいから、本当に優先しなくちゃいけないのはMomoの相手なのだ。だってMomoには、私しかいないんだから。Momoの子供時代は、今この瞬間だけなんだから。その時、たったひとりのお母さんが、いつも自分に背中を向けていたら。

 Momoよ。お母ちゃん、気づくのが遅くてごめんよ、と反省する。少しぐらい家事の手を抜いたっていいから、きっともっともっと、自分を見てほしいと思ってたでしょう。明日からは、もっとMomoのことを見るからね、と思う。気づくのが遅かったと嘆くより、遅れたけど気づけて良かった、と考えること。子供の成長は待ったなし。だから大丈夫、大丈夫、と自分に言い聞かせる。その代わり、出したおもちゃは自分でしまっておくれ、とも思うけどなw

 シングルマザーを題材にした映画やドラマでおすすめのものがあったら、みなさんぜひ教えてくださいな。

 

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