2020年12月7日(月)「手巻き寿司」とフリーレンジエッグ

こんにちは。シングルマザーのRainyです。
2020年12月7日(月)の晩ごはんを紹介したいと思います。

今週の食材はこちらです。

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2020年12月7日(月)「手巻き寿司」

・まぐろの刺身、卵焼き、きゅうり、ネギ
・大根と鶏皮の煮物
・みそ汁(玉ねぎ)

買出しの日は調理を極力しないに限る、というわけで、見切り品になっていたまぐろのお刺身で手巻き寿司風晩ごはんにしました。大根の煮物は前日の晩に作っておいたもの。唐揚げで余った鶏皮を使った一品です。

フリーレンジエッグ

団地の同じ棟に、「有機野菜の宅配」を頼んでいるお宅がある。なぜ知っているかと言うと、宅配された食材が棟の入り口に届いているからだ。見かけるたび、おお、意識の高い人が住んでいるのだなあ、と思う。

有機栽培の野菜や農産物。気になる存在だ。しかしどれもいいお値段がするので、シングルマザーにはなかなか手が出せないのが正直なところ。それに。私はたぶん、そういうものにはまったら、精神的に依存してしまうようになるんじゃないかなあと思うところもある。

ふと、昔オーストラリアに行ったとき、スーパーの卵売り場でびっくりしたことを思い出した。卵売り場にどっさり積まれた卵には、ケージエッグ(Cage Eggs)やフリーレンジエッグ(Free Range Eggs)といったカテゴリーわけがされていた。見た目は全く同じ鶏卵なのだけれど、驚いたのはその値段の違い。

ケージエッグは安価で、日本の卵と同じらいの値段で買える(1パック160円~300円ぐらい)。それに対してフリーレンジエッグは、1パック600円~800円ほどする高級品だ。さらに驚きなのが、こんなに価格差があるにも関わらず、フリーレンジエッグをのほうが圧倒的に売れていること。あの人はどっちを買うのかなあと眺めていると、みんな迷いもせずフリーレンジの方を買い求めていく。

気になって、二つの卵の違いについて調べてみた。すると意外にも、違いは「味」ではなく、「鶏の飼育方法」にあった。

ケージエッグの方は、卵を産ませる雌鶏をケージに入れて飼育している。一羽あたりに与えられる面積はたったの20センチ四方だけ。狭いケージにぎゅうぎゅう詰めになって飼育されているので、お互いを傷つけないよう人工的にくちばしを切り落としてしまうこともあるんだとか。

動物たちが本来あるべき姿で、本来の生き方で生きることを尊重すべき、という考え方から生まれたのがフリーレンジエッグ。動物たちがケージと放飼場を自由に行き来することができる環境で飼育を行っているんだそう。

鶏の行動範囲が広ければ、世話もその分手間がかかる。そういうわけで、ケージエッグとフリーレンジエッグには倍ほどの価格差があるようです。

よりよい飼育方法で育った卵に倍のお金を払う。動物たちの権利を守るために、自分のお金を使う。日本ではまだまだ浸透していない考え方かなーと思いますが、西洋では一般的になりつつある価値観のようです。

なーんて偉そうに書いておいて…今の私には、フリーレンジエッグを買う金銭的余裕はないんだけど。いつか、自分以外のことにも目を向けられる暮らしができたらなあと思いつつ。今日はなんかまじめな話。

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