こんにちは。シングルマザーのRainyです。
日曜日の手作り飯
豚汁とご飯とお漬物。
60年連れ添った夫婦が
並んで、無言でお茶漬けをすすっている姿を見て。
なんだかあたたかい気持ちになる。
喧嘩をした日も、仲直りした日も、大笑いした日も。
一緒に泣いた日もあったんだろうなあ。
二人の間に置かれたアクリルパーテーションが、時の移ろいを強調しているようでなんとも言えない気持ちになる。
60年。
それだけの時間を一緒に過ごしてきた二人は、「家族」を通り越して「戦友」みたいな感じなのかしら。
ふと、元夫のことを思い出す。
仮にあんなことが起きがなかったとしても、私たちが60年一緒に過ごすことはなかったのかもなあ。
根拠はないけれど。
彼と私が、あんなふうに並んで、まっすぐ前を向いて。お茶漬けを食べる日が来ることはなかったんじゃないかしら。
離婚、という選択についての後悔がないのは、自分自身を正当化したいという潜在意識のあらわれなのかなと思っていたけれど。
ああ、私。ほんとうにこれでよかったんだ。
と、スーッと心が楽になった。
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