ら抜かない言葉

シングルマザーのRainyです。

この数日、気持ちが落ち込んでしまってあまりちゃんと家事ができず…。実家でゆっくりさせてもらったり、外食してしまったり。なんか抜け殻みたいになって過ごしてました。

写真を撮ったものの更新できずにいた、12月10日(金)の晩ごはんを紹介したいと思います。

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2021年12月10日(金) 「ポトフ」

・ポトフ
・サラダ
・ライ麦パン

野菜をたっぷり入れてハーブと一緒に煮込んだポトフ(大盛り!)

ら抜かない言葉

「『ときどき』と『たまに』はどっちが『ずっとじゃないほう』なの?」

Momoが聞く。

頻度のことを言ってるんだろうな、と思って、ちょっとクスッとする。

自分に使いこなせる最大限の表現で、こうして学ぼうとしているMomoの健気さ。すごいなあ、と思う。

にしても。

時々」と「たまに」って。

どっちの頻度が高いんだろう。

立ち止まってみると。

自分が普段どれだけ頭を使わずに言葉を使っているかに気づいてハッとする。

感覚的には「時々>たまに」かなあ?

折角なので辞書で違いを調べてみることにする。

ときーどき【時時】
1. ある時間を置いて、繰り返されるさま。ときおり。「時時大阪へ行く。」「曇り時時雨」
2. まれであるさま。たまに。「時時訪ねてくる。」

たま
1. その場合とか機会が稀ではあるが何度かあるさまを言う。時おり。ときたま。

デジタル大辞泉、日本国語大辞典

同じやん?!

なんか釈然としない気持ちだ。

でも、「まれ」という表現がされているということは「たまに」の方が頻度が低いということなのかしら。

英語だったらどうだろう、と考えてみる。

頻度を表す単語というと

Sometimes, from time to time, occasionallyとかかなあ。

自分の経験上、ネイティブの使い方を頻度順に並べてみると

Sometimes>from time to time>occasionally

というのがしっくりくる。

けど、本当はどうなんだろうな。

私たちは言葉の内側で生きているというか、言葉を使っているようで実は言葉に「使われている」側だったりするから。

自分にとっての「時々」が「たまに」より頻繁でも、聞き手の受け取り方が同じとは限らないから。

私たちはみんな、一見同じ言葉を使って生きているように見えるけれど、そこに個々の声色とか表情とか、経験に基づいた意味合いなどの色合いが加わって、絶妙な違いが生まれてくるんだよな、と思う。

ということでMomoの質問に対する母ちゃんの答えは

「お母さんは『時々>たまに』だと思っているけど、そうじゃない人もいるかもしれない。Momoも自分で使ってみて、自分の『時々』と『たまに』を見つけてごらん。」

(分からないからめっちゃカッコつけて誤魔化した…)

Momoの反応はイマイチだった。

ちなみに、Momoの言葉で最近かわいいなあと思っているのが「ら抜かない言葉」

「食べれる」とかのいわゆる「ら抜き言葉」をマスターする前の言葉たちは本当に可愛い。

「もう少ししたらおうちに帰られる?」

「熱が下がったら保育園に行かれる?」

といった具合だ。

ちなみに「ら」を抜かないどころか多くしてしまう「ら多い言葉」も頻出でこれまた可愛い。

「この服一人で着らられない〜」

「まだ「れ」が上手く書けられないんだよね」

この「ら」が増えたり減ったりしてしまう変化のうらには、何か合理的理由が潜んでいるんだろうか。

面白い。

Momoよ、がんばれ、母ちゃんみたいにならないように!笑

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