深夜のアイロンがけ

こんにちは。シングルマザーのRainyです。

じゃん!我が家のビカクウォール、ならぬ、ビカクふすま。

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深夜のアイロンがけ

私はアイロンがけが苦手だ。苦手なものなんて数えきれないぐらいあるけれど、その中でも一位二位を争う苦手さではないかと思う。なんというか、服の立体構造を知覚する機能が欠如しているような感じなのだ。

身頃の部分は背中側とお腹側をそれぞれアイロンできるからいいけれど、えりの部分とか、袖の部分とか、はたまたワイシャツの袖の先っぽのあれ!!!!(←わかる?)とかはもうどうしていいのかわからない。

しっかり裏表の張り具合を確認してかけたつもりが、裏返して確認するとものすごいアイロンじわになっていて、それを直そうとすると今度は表側が、という具合に、いたちごっこになってしまうのだ。そんなわけで、服を買うときは「アイロンがけがいらないこと」を第一条件に選ぶようにしている。

こうして、三十余年、アイロンがけに背を向けていた私が、ついに逃げることのできない状況まで追い詰められてしまった。敵はそう、Momoの学校の給食着だ。

Momoの学校はものすごく人数が少ないので、給食当番が隔週で回ってくる。ということは、給食着の持ち帰りも隔週だ。月に2回もアイロンがけをしなければならないなんて寝耳に水である。

小学校の教室にはエアコンが設置され、子供たちは「タブレット」を用いて学習するようになり、世の中はこんなにも進化した。それなのに。給食着は、私が小学生だった25年前と何も変わっていないのだ。

私のアイロンがけが下手なせいでMomoが何か言われたらどうしよう、と不安になり毎回Momoに確認する。

「○○くん、Momoの持っていった給食着のことを何か言ってなかった?シワシワとか」

「何も言ってないよ」

ほっと胸を撫で下ろす。

先日「旦那さんのワイシャツが云々」と文句を言っている友達がいたので、思いついて聞いてみる。

「クリーニング屋さんって給食着もやってくれるのかしら?」

「染み抜きのこと?」

と返されて慌ててしまう。私が聞いているのは染み抜きではなく、アイロン仕上げのことなのだ。

説明すると、「どんだけアイロンがけできないんw」と笑い飛ばされてしまった。

そういえば。と思い出す。昔勤めていた会社の先輩に旦那さんが警察官、という人がいて。警察の制服はクリーニング屋に持ち込めない決まりなのだと言っていた。毎日何枚もアイロンがけをするので大変だし暑い、みたいなことを言っていた気がする。

ああ。私には、警察官の奥さんは絶対に務まらないなあ、と思う。

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